☆梅雨&てるてる坊主の話☆
2020.06.15
作業療法課 part5
近頃は蒸し暑い日や雨の日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
6月といえば「梅雨」。宮崎県も平年より1日早い5月30日に梅雨入りしました。
今回は、「梅雨」の由来と「てるてる坊主」について紹介したいと思います。
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「梅雨」の語源は中国にあり、中国から「梅雨(ばいう)」という読み方で日本に伝わったそうです。
確かに天気予報等で「梅雨前線(ばいうぜんせん)」とよく聞きますね。中国にも「梅雨」があるということですね。そして、江戸時代に入るころになると「梅雨(つゆ)」という読み方になったそうです。
では、「梅の雨」と書いて、なぜ、「梅雨(ばいう)」と読むのか・・・。
その語源についてはいくつかの説があり、最も有力な説は、この6月~7月の時期に「梅の実が熟す時期」にあることから、それにちなんでこの名前が付けられたという説です。
病院内の梅も熟れており、先日デイケアの皆さんで梅干し作りやシロップ漬けを作っていました。
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もう一つ。
みなさんは、♪あ~した天気にしておくれ~♪でお馴染みの「てるてる坊主」を作ったことがありますか?「てるてる坊主」は、「坊主」というのだから男の子かなと思っていたのですが、調べてみると女の子だそうです。
そもそも「てるてる坊主」は、中国の掃晴娘(そうせいじょう)と呼ばれる人形をした切り紙を門に貼って晴れを祈る風習から来たとされています。
その理由としてこんな話があります。
昔、中国の北京には『晴娘』と呼ばれる賢くて美しい娘がおり、ある年の6月に大雨が降り続いて人々が困っていた時に「大雨が止みますように」と晴娘は天に祈りました。
そしたら、天から「東海龍王の太子の妃になれ、でなければ北京を水没させる」という声が聞こえ、晴娘はその声に従って天へと昇って行ったのでした。
すると、空は雨雲を箒(ほうき)で掃いたように晴れていきました。
それ以来、切り紙の得意だった彼女を偲んで、雨の日が続くと紙で『掃晴娘』を作って吊るすようになったのそうです。
その切り紙がこれ↓です。「てるてる坊主」の元祖でもある『掃晴娘』も何だか可愛いですね。
次回は7月にブログ更新します!お楽しみに~(^^)/