香りと記憶
2021.02.18
内村病院では、梅→桃→桜と木々が春の訪れを知らせてくれます。
今年も梅の花がきれいに咲いています
遠くに見えるのは霧島連山です
さて、近年、香りと記憶には関係があると言われています。
アルツハイマー型認知症では、物忘れより先に臭いが分からなくなるそうです
記憶をつかさどるのは、脳の海馬というところです。
その海馬は、香りの情報が伝わる場所でもあります。
嗅覚を刺激することで、海馬を刺激して活性化し、認知機能の低下を予防できないか、というわけです。
その研究によると、
昼にローズマリーとレモン、
夜にラベンダーとオレンジ
のブレンドを使用すると、認知症予防につながる可能性が示唆されています。
さて、上記のブレンドオイルを実際に試してみました。
昼ブレンドは、「目が覚める!」との声。大変人気でした
驚いたのは、高齢の患者様が「ローズマリーね。庭に植えていたわ。料理に使うわね」と話してくださったことです。香りから記憶へつながりました。
夜ブレンドは、好き嫌いが分かれましたが、「ゆっくり眠れそう」との声もありました
もし、ご自身で試される場合は、天然100%のアロマオイルを選ばれてくださいね。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました
節分の巻きずし
2021.02.16
節分の日は「巻きずし」を作りました
巻き巻き隊 出動
のり!酢めし!きゅうり!厚焼き卵!
かんぴょう!しいたけ!花でんぶ!
選ばれし3名は、
手早く巻き見事な腕前でした
こんな感じです
具材は中心にきてるかなぁ~
~~~巻きずしの完成~~~
のり巻き、錦糸巻き、刻みのり巻き、
卵そぼろ巻きの4種類を巻きました
”食べやすく”工夫したのですが…。
ご年配の患者様から「丸かじりがしたかったわ」とご意見がありました。
申し訳ない気持ちでいると・・・
「入れ歯が外れるかな~(笑)」
「切ってあっても美味しかったわ‼」
とお茶目な笑顔で和ませて下さいました
”カット”巻きずしといなり寿司
皆様が「健康で幸せに過ごせますように」
思いを込めて盛り付けました。
節分
2021.02.01
新年を迎えたと思ったら、あっという間に1ヵ月が過ぎ2月に入りました。
2月と言えば、そう『節分』です。
今年は節分の日が2日になります。
本来、節分は立春の前日になるそうですが立春の日付は年によって異なる為、必ずしも3日が節分になるとは限らないようです。
立春は国立天文台の観測によって「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春としているため、立春が動けば節分も変動します。
ちなみに1984年の節分は、2月4日だったそうです。
そしてもう一つ気になるのが『方角(恵方)』ですね。
今年の恵方は「南南東やや南」です。
「恵方を向いて丸かじりして無言で食べきれば、願いが叶う」と言われるのが恵方巻。
発症は諸説あるようですが、江戸時代末期に大阪・船場で商売繁盛の祈願として始まったとも言われているようです。
節分と言って欠かせないのがやはり『豆まき』です。
豆まきにもいろんな週間があるらしいので紹介します。
1.豆はお供えしておく
2.時間は夜
3.奥の部屋からまいていく
4.年齢の数だけ豆を食べる
これらが豆まきの一般的な習慣のようです。
今年は家族で恵方巻を食べ、豆まきをして、おうち時間を楽しんではいかがでしょうか。
2病棟 ブログ委員
1日違いの節分
2021.02.01
冬真っ只中ですが寒かったり、暖かかったりで体調の方は大丈夫でしょうか?
今年もはや、ひと月が過ぎて節分の時期となりました。
私も節分と言えば2月3日だと思っておりましたが、今年は2月2日となります。
例年より1日早い節分は、124年ぶりとのことです。
節分はもともと季節を分ける日という意味で、本来は立春、立夏、立秋、立冬の前の日を指しています。
現在の暦には立春前日の節分だけが残っていますが、これは江戸時代以降、四季が一巡する立春前日を節分とするようになったからと考えられています。
それではなぜ今年は1日ずれたのか?これは地球は1年かけて太陽の周りをまわっていますが、その1年は正確に言うと365.2422日であり、つまり365日+6時間弱となります。この6時間弱という端数は4年経つとほぼ1日となるため、うるう年を設けることで解消することができます。
ただ、この補正を行うと今度は約45分増やしすぎた状態となり、このずれを解消するためには、うるう年を400年で3回減らすことが必要です。
こうした補正が繰り返されることで、立春、立夏、立秋、立冬などの日付が変わり、それに伴い節分も変動することとなります。今年のように2月2日になるのは、1897年以来124年ぶりだそうです。
こうした暦のずれの関係で今年は節分が2月2日になるのだそうです。
今年の恵方巻の方角は南南東ですよ。
それではまた。
4病棟 ブログ委員
内村病院の2月イベントは節分!豆知識紹介☆
2021.02.05
2月になりまだまだ寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は内村病院で行っている2月のイベント、『節分』をご紹介をします。
豆知識も紹介しながら今年行った節分イベントを記載しますので、是非ご覧いただければ幸いです。
節分をする日はいつ?
まず、節分とは「鬼を追い払って新年を迎える、立春の前日の行事」と言われております。
今までの36年間立春が2月4日で、節分は2月3日という流れになっていました。
しかし、今年の2021年の立春は2月3日と言われているので、その前日『2月2日』に節分を行う日となっているとのことでした。
節分で行う豆まき、恵方巻について
節分をする上で行うこととしては、『豆まき』や『恵方巻を食べる』ということかと思いますが、みなさまはそれぞれ意味を理解したうえでこれらのことを行われていますか。
豆まきでは、悪いもの(鬼)を追い払い、良いもの(福)を呼び込むために、豆まきをします。
鬼に炒った豆をぶつけて、悪いものを追い出す(退治する)ところから由来しているとのことでした。
一方で恵方巻は「恵方を向いて無言で食べ切れば、願いがかなう」と言われる恵方巻きとなっており、諸説ありますが、江戸時代末期に大坂・船場で商売繁盛の祈願として始まったとも言われています。
『縁を切ることなく、商売繁盛の運を一気にいただく縁起物。』
などなど…今も昔も縁起を大事にしていることが分かりますね。
では、実際に節分のことについて少し再確認できたかと思いますが、次は内村病院で行っている節分の行事についてご紹介いたします。
内村病院の節分行事はどんなことをするの?
内村病院の作業療法では、全年齢の方々が参加しやすく、楽しめるように、節分のレクレーションや創作をメインに行っています。
今年行ったものに関してそれぞれ紹介していきます。
豆まきレクレーション
豆まきレクレーションでは、スタッフと患者様が鬼役になって、豆に当たりに行く様子な写真になっています。
通常は炒った豆ですが、内村病院の豆はポップで優しさある、紙玉を豆と見立てたものを用いていました。
患者様の中には大きく掛け声をかけながら元気よく投げる姿や、スタッフと分かっていて優しく投げる方などそれぞれで節分イベントを味わうことが出来たと思います。
患者様の中には、「すっきりしたが~」「ほー!おじぃ(怖い)がね!」
など、小林弁も炸裂しておりました(笑)
ちなみにこの日の昼食は行事食で豪華で美味しかったとの情報もありました…!
節分の創作
創作では、節分の鬼を皆さんで作って頂きました。
患者様方の心の鬼を再現してもらったのですが、温厚な方々ばかりで、鬼まで優しい顔つきに…。
他にも、鬼を寄せ付けない、『鰯の頭』と『ひいらぎ』も作って素敵な作品になりました。
コロナに負けずに、心の鬼を出そう
今回は内村病院の2月のイベント『節分』の紹介をさせていただきましたがいかがでしたか?
昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルスと向き合いながら生活していく必要があり、以前よりも身体的にも、精神的にも心の鬼が出てきやすい年だと思っています。
そんな年だからこそ、日本の行事も再確認し、実際に行うことで、縁起良く春を迎えながら健康に過ごせるかと思います。
私たち作業療法士は節分以外にも行事の提供を行い、少しでも患者様の楽しみが作れるように今後も活動を提供してまいります!
マインドフルネス瞑想
2021.02.01
こんにちは。臨床心理課です。
「マインドフルネス」という言葉をご存知でしょうか
マインドフルネスとは、
「良い・悪いなどの評価・価値判断をすることなく、自分にかかわるすべての状況をありのままに受け入れ、今この瞬間に意識を集中すること」だと言われています。
私たちは、今この瞬間を生きているようでいて、実は過去や未来のことを考えて、「心ここにあらず」の状態が多くの時間を占めているそうです。思考の8割はネガティブなことなんだとか!