香りと記憶
2021.02.18
内村病院では、梅→桃→桜と木々が春の訪れを知らせてくれます。
今年も梅の花がきれいに咲いています
遠くに見えるのは霧島連山です
さて、近年、香りと記憶には関係があると言われています。
アルツハイマー型認知症では、物忘れより先に臭いが分からなくなるそうです
記憶をつかさどるのは、脳の海馬というところです。
その海馬は、香りの情報が伝わる場所でもあります。
嗅覚を刺激することで、海馬を刺激して活性化し、認知機能の低下を予防できないか、というわけです。
その研究によると、
昼にローズマリーとレモン、
夜にラベンダーとオレンジ
のブレンドを使用すると、認知症予防につながる可能性が示唆されています。
さて、上記のブレンドオイルを実際に試してみました。
昼ブレンドは、「目が覚める!」との声。大変人気でした
驚いたのは、高齢の患者様が「ローズマリーね。庭に植えていたわ。料理に使うわね」と話してくださったことです。香りから記憶へつながりました。
夜ブレンドは、好き嫌いが分かれましたが、「ゆっくり眠れそう」との声もありました
もし、ご自身で試される場合は、天然100%のアロマオイルを選ばれてくださいね。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました
カテゴリー:臨床心理室