体操の時間
2022.05.13
作業療法課 Part4
みなさんは、周りの人から「体操しましょう」「運動しましょう」と勧められませんか?
自分の身体のためにも運動が良い事だと分かっていても、思うように身体が動かなかったり、続かなかったりする人は多いようです。当院入院患者様にもOT活動のプログラムに“運動”や“体操”が予定されていると抵抗を示される方もいらっしゃいます。
当然、体を動かすのに痛みが生じている時には無理に運動は進めませんが、運動が億劫になっている人が気軽に取り組むことができるように、私たち作業療法士も工夫しながらも活動内に身体を動かす機会を取り入れています。
最近は、2病棟や5病棟で実施している「リズム体操」もその一つです。
👇「春のうた」に合わせたリズム体操
https://photos.app.goo.gl/ZbcH6V4rmEMtFyFk9
アップテンポな音楽が流れると自然と身体が動いてしまうことってありませんか?
歌いながら決まった動作を行うことは脳の活性化にも繋がり、認知症予防にもなるようです。
他にも各病棟に設けられている畳スペースを利用して、ストレッチの時間があります!
椅子に座ることが多い生活様式が多くなり、長座位の姿勢が難しい患者様もチラホラ…。
それこそ、現代の小学生は洋式トイレの普及により和式トイレは使えない子が半数以上いるようです。
畳上ではストレッチの他にも少し負荷のある筋トレも行っています。指揮をとる私たちも次第に、「は~ぢ~(8)・・・あ~無理です~」とカウントできないことも…。
独りで取り組んでいると「できない」=諦めが生じていたり、どんなに頑張っても成果が見えにくく続かないこともありますが、『誰か』と取り組むことで「やってみようかな」と思えたり、「あの人も頑張っているから自分も」と意欲が湧き出すこともあるかと思います。
これからも相互作用が活かされながら、入院していても運動習慣が続けるように寄り添っていきたいと思います。