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医療法人 浩然会 内村病院-精神科・心療内科

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終戦から74年...

2019.08.15

みなさま、こんにちは。 地域医療連携課の精神保健福祉士です。

今回は真面目な話をします。

 

今日は、『終戦記念日』です。

もう、戦争は70年以上前の話になりました。

 

「もう、70年以上前」とは、恐らく戦後生まれ(この言葉も死語となりつつある

ようです)の私たちの感覚だと思います。

体験された方は、いつまでも“その時代”を忘れないと思いますし、国によっても感覚

が違うと思います...

実際、隣国とは、未だにそのことで揉めていますものね。

 

私も、子供の頃や若い頃は、学校で聞く「せんそうの話」や親戚の伯父さんや祖父母が

話してくる「せんそうの話」は、正直「・・・また、その話・・」と聞く気が全くあり
ませんでした。

面白くなかったです。

嫌だったです。

 

しかし、自分が、年齢や経験を重ねるにつれて変化が生じました。

今なら、親戚の伯父さんたちや祖父母にもっと聞いてみたい事がたくさんありますが

もう、いません。少し前までは、入院されていた患者さんから教えてもらったりし

ていましたがそんな方達も少なくなって参りました。

 

私の母親は認知症ですが、当時、半島に居た時のことは覚えており、「日本が負けた

日には、町中で爆竹が鳴って喜んでいた」「引き上げ船では、死んだ子供、或いは

新生児は、生きたまま海に投げ捨てられていた」と話します。

そして、必ず最後は戦争はいかん。戦争をすると惨めだ」と締めくくります。

 

いくら本やメディアから情報として取り入れても、こんな風に、実体験をした方々の

口から聞く話のようには、心に染みわたりません。

どうか、皆さんも、周りにまだその話が出来る方がおられるのであれば、終戦記念日

には色々教えてもらって下さい。

 

後世に受け継がなくてはならない大切な話だと思います。