4病棟 錦江湾内チャーターの巻
2019.02.04
2019年1月19日 今年初の釣行があった。釣行者は7名。
まだ夜が明けない午前5時30分頃、待ちきれない男たちが続々と重富漁港に車で集合した。車から降りるや否やこらえきれない笑顔で同志たちに挨拶をする。
駐車場に止めた車のヘッドライトが男たちの吐く白い息をさらに白く光らせる。そう、この日は寒かった。
午前6時00分 船長が到着する。「おはようございます!」年甲斐もなく元気よく大きな声で挨拶をする。そう、みんなアドレナリンがあふれ出ているのだ。
午前6時30分 他の船が出港する。どんどん他の船が出港していく。しかし、うちの船は出ない。一向に出ようとしない。なぜか?そう、1人遅刻しているのだ(# ゚Д゚)。
男たちは我慢した。男らしく黙って待った。
午前7時00分 遅れてきたラストサムライ到着!ようやく出発だ。
桜島と朝日、波、船のエンジン音、本来痛いくらいの冷たい風が今日は気持ちいい。30分程してポイントにつく。船長から「タイが釣れるからね。」とうれしい言葉。我先にと男たちは仕掛けを海へ投げ込む。
ここで本日の仕掛けの紹介:中通し竿80号 中型電動リールPEライン4~5号 天秤仕掛け ハリス4~6号3ヒロ2本針 針真鯛10号 錘80号 オキアミ
仕掛けが海底に着底すると釣れるか釣れないか心配する間もなく、すぐに結果は出た。竿先がグッと曲がる電動リールのレバーを入れる。ギュイーーーン!電動リールが鳴る。魚影が見えた!よっしゃーーサバだ!えっ?サバ!?タイは? 男たちはその後も黙々と漁師の様にサバを釣り続けた。そう、男たちは次第にあんどした。
船長が見かねて、場所移動!ホッとしたのもつかの間。次の場所でも同じようにサバとアジをひたすら釣ることになった。さすがに食べきれない。
いや、この数を捌いたら板前に匹敵するほど包丁の腕が上がってしまう。釣り人から板前になってしまう。いっそのこと角刈りにしようか。
とそんなことを思っていると。船長が「怪しいよ。もしかすると怪しいよ。ブリがいるかもよ。泳がせをする人はしていいよ。」と嘘のようなことを言うではないか。藁をもすがる思いで泳がせ釣りに変更。
すると、右舷で釣っていたS氏の竿が見たこともないほど曲がった。海面に穂先が刺さるくらい曲がっている。大物であるということは一目瞭然。そして糸が絡むといけないので全員仕掛けを巻き上げた。
40分ほどの格闘の末、上がってきたのは7キロのブリ!すごい!いいもの見せてもらった。その後、泳がせ釣りでマトウダイを追加。
お昼を過ぎ、納竿まであとわずか。またしてもS氏の竿が曲がった。さっきの7キロより曲がっている。カーボンロッドがまるで竹竿のようだった。今度も全員仕掛けを巻き上げてS氏を応援した。
1時間ほどの格闘の末10キロのブリを釣った。みんな驚愕して一緒に喜んだ。S氏ももちろん喜んだ。帰港時間が40分ほど遅れたが船長も喜んでくれた。
そう、遅れてきたラストサムライが最後にこう言った「でもさS君タイミング悪いよね」…お前が言うな!
次回予告:湾口真鯛 幻の70cm桜鯛はここにいた!ラストサムライが爆釣!の巻
乞うご期待!