4病棟 もうすぐお盆です
2019.07.25
はや7月も後半に入りまして、これからが夏真っ盛りとなってまいります。
もうすぐお盆の時期となりますが、今回はそんなお盆についての豆知識です。
お盆とは祖先の霊をまつるために一般的には8月13日から16日にかけて行われる行事です。(一部の地域では旧暦の7月15日から)
お盆は仏教行事のひとつと位置付けられていますが、仏教の盂蘭盆(うらぼん)・盂蘭盆会(うらぼんえ)の行事に、祖先の霊をまつる信仰が次第に混ざっていったものという考え方もあるようです。
現代では、一般的にお盆とは「年に一度祖先の霊が私たちのもとに帰ってくる期間」とされています。
霊魂をお迎えすることを「精霊迎え」と言い、ご先祖様の霊魂が迷わずに帰ってくることができるよう、13日の夕方頃に玄関先で迎え火を焚きます。
この火を目印にして、精霊馬に乗ってご先祖様が帰ってくると考えられています。
お盆中に一緒に過ごしたご先祖様の霊魂を浄土にお送りすることを「精霊送り」といい、16日の夕方頃に送り火を焚いてお送りします。
精霊送りは各地でさまざまな行事にもなっており、精霊流しや大文字焼きなどもそのひとつです。
お盆は日本の地域によって行われる時期が異なり、行事や風習もさまざまです。
家庭によっては墓参りだけで済ませることもあるかもしれませんが、お盆休みを機に各地に赴き、お盆の行事や風習の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか。いつもとは違ったお盆休みを過ごせるかもしれません。
日本各地のお盆の行事や風習、歴史の違いを知ることは、先祖の供養について改めて考える良い機会となりそうですね。
それではまた。