3病棟 花見の時期です
2017.03.22
もう少し肌寒いですが、確実に春の足音が間近に感じるようになってきましたね。
今回は花見と言えば桜ですが、桜についての豆知識についてです。
桜にも色々と種類がありますが、大まかに分けると山野に自生する「山桜」と品種改良された「里桜」とに分けられます。
山桜について
山桜は基本種が9種あり、さらにそこから変性した自生種が100種類ほどあるといわれています。代表的なものは奈良県の「吉野の桜」で有名な「ヤマザクラ」です。
ヤマザクラの見た目はソメイヨシノとほぼ同じですが、開化と同時に葉が出るのが特徴です。また、ヤマザクラは開花時期に個体差がある為一気に散るということがなく、長期間にわたってお花見が楽しめます。
里桜について
野生種から園芸用に品種改良されたものが里桜です。野生種の突然変異も里桜と呼ばれる場合があります。
品種改良の歴史は古く、平安時代から人為的な育成が行われていたと考えられています。日本の桜の約8割を占めているといわれているソメイヨシノは、江戸時代にオオシマザクラとエドヒガンを掛け合わせて作ったものです。
その他にも、見栄えを良くするために花びらの数を増やした八重桜、枝を垂らしたしたしだれ桜、秋に咲く十月桜が有名です。
毎年気になる開花予想は気象庁が行うもので、特定の木を「標本木」に定め、職員の目視で判断されています。標本木の5、6輪以上の花が咲いた日を「開花日」、約80%以上のつぼみが開いた日を「満開日」として発表しています。標本木はソメイヨシノで、ソメイヨシノが育成しない地域ではヒガンザクラ、エゾヤマザクラが対象です。
ここ数日で開花宣言が出されると思いますが、春は花見など楽しみなことが多いですね。(^^)/
それではまた。