4病棟 元号のこと
2019.03.08
温かい日が続き、日増しに春めいてまいりました。皆様元気でお過ごしでしょうか。
平成の元号がついてから、はや31年。今年の5月1日からは新元号がスタートします。
今回はそんな「年号」についての一言です。
日本での元号は645年の「大化」がはじめとされています。昔は元号を変えるのに決まりがなく占いや天変地異などの理由で短期間で改元されることがありました。
一番短いものではわずか2ヶ月ほどという期間の元号もあったようです。
明治以後は一世一元とされました。現在は1979年(昭和54)制定の元号法により皇位の継承があった場合に限り元号を改めると規定されています。
日本独特の紀年法は「元号+年数」によって年を表わす和暦で、現代では西暦とともに広く使用されています。
日本の元号は、二文字であることが伝統のように思えますが、元号に用いる文字数について明確な決まりはありません。
過去には二文字とは限らず、四文字の元号もありました。奈良時代の天平感宝、天平勝宝、天平宝字、天平神護、神護景雲の 5つとなります。
そして、これまで多く使われてきた漢字はというと
1位 永 29回(永保、安永、永和など)
2位 元、天 27回(元慶、元禄、天平、天長など)
3位 治 21回(大治、宝治、万治など)
4位 応 20回(嘉応、応徳、応仁など)
となっています。
ほかにも「安、長、和、正、明」なども多く、今も昔も変わらぬ安泰な世を願う気持ちが漢字に込められていることが伝わってきます。
4月1日には発表となる新たな元号がどんな元号になるのか気になるところですが、どんな名前になってもいいのでやはり平和な時代であって欲しいですね。
それではまた。