蚊のはなし
2021.06.22
梅雨が続いていますが、これから暑い夏がやってまいります。
夏の時期の困ったことの一つが「蚊」の存在です。今回はこの蚊に関するはなしです。
蚊は吸血されると痒いだけでなく、マラリアやジカ熱、デング熱などの伝染病の原因にもなります。毎年かなりの数の人が蚊の媒介する伝染病で亡くなっているとのことです。
そして、蚊は常に人の血を吸って生きているのではなく、普段は花の蜜や草の汁を吸って過ごしているらしいです。
つまり人の血を吸うのは産卵する時だけということです。
でも、血を吸われて痒くなるのはとても嫌なことですよね。
例えば就寝中の夜中に蚊の羽音がしただけでも目が覚めてしまったり、それを退治するまで寝れなかったりという経験もあるのではないでしょうか。
蚊取り線香を焚いたり殺虫剤を散布したりという手もありますが、最近ではワンプッシュで蚊が居なくなるスプレーなどもあり蚊対策が充実してきました。
蚊対策としては虫除けスプレーもありますが、これには服の上から散布して殺虫成分で蚊を寄せ付けないものと、肌に直接塗布して蚊から見つからないようにする働きのものがあることをご存知でしょうか?
もちろん殺虫成分のものを肌に塗布するのは良くないでしょうし、肌に使うスプレーを服の上から塗ってもあまり効果はないようです。
あるテレビ番組で香辛料などの刺激物やニンニクなどの臭いの強烈な食べ物を摂取すると、それらを食べた人の体臭には蚊が寄り付かないのではないかという検証していましたが、残念ながら効果はなかったようです。
しかし意外にも蚊は足の臭いが好きなのではということで、足を綺麗に洗ってみると蚊は寄り付いてきませんでした。
実は正しくは足の臭いではなく、足裏の常在菌の方が影響しているようで足を綺麗に洗うとかアルコールを含んだウエットティッシュなどで拭き上げるだけで格段に蚊に刺されにくくなるということが分かりました。
足裏から足首辺りまで入念にきれいにすれば数時間ほど蚊除けの効果が続くそうです。
これからまだしばらくは蚊が活動する時期が続きます。新型コロナも怖いですが蚊の媒介する伝染病などにも気をつけて毎日を元気でお過ごしいただければと思います。
それではまた。
4病棟ブログ委員