訪問看護日記
2018.03.27
みなさん、こんにちは(*^^)v精神科訪問看護です!
いよいよ待ちわびていた春の到来ですね☆
みなさん、いかがお過ごしでしょうか??
私たちも春の息吹を感じながら、訪問車を走らせています(^_^)/
先日、訪問先のお庭で、可愛いお花がお出迎え\(^o^)/
そして、こちらはとても綺麗な花を咲かせている木がありました。
ご家族へ「何という花ですか?」と尋ねたところ「山椒の木ですよ」と教えてもらいました。
宮崎県椎葉村の民謡「稗つき節」に興味のあった私は実物を見ることができ、本当に感動しました(/_;)‐☆
せっかくなのでその民謡の一部をみなさんにも紹介します!
庭の山椒(さんしゅう)の木 鳴る鈴かけてヨーホイ 鈴の鳴る時ゃ 出ておじゃれヨー
「なんだか寂しい歌詞で、悲恋の歌ですね…」と利用者さんと話して帰りましたが、もっとこの民謡について知りたくなって、インターネットで検索してみました。
それがこちらです↓↓↓
椎葉村に、古い伝承が残っています。
源氏の那須大八郎と、平家の鶴富姫の、悲恋の物語です。
時は800年前、戦国。
源氏と平家の合戦の後、壇ノ浦での戦いに敗れた平家は、追っ手を逃れて山深い椎葉の地へ落ち延びました。
戦いに勝った源氏の大将・頼朝は、逃げる平家を追い詰めようと、那須与一(壇ノ浦で扇を弓で射た、あの有名な那須与一です)の弟、那須大八郎に平家の残党討伐を命じます。
険しい山道を越え、平家を追いかけてきた大八郎でしたが、椎葉で、かつての栄華もよそに、ひっそりと暮らす平家一門の姿を見て、哀れに思い、平家を見逃すことにします。
幕府には、討伐を果たしたと嘘を報告しました。
その後、椎葉に留まった大八郎ですが、そこで、敵対する家柄の平清盛の末裔である鶴富姫と出会います。
先ほど載せた歌詞ですが大八郎が、鶴富姫の屋敷の山椒の木に鈴をかけ、その音を合図にこっそり逢瀬を重ねていた…と歌っています。
しかし、やがて大八郎に「兵をまとめて都へ帰れ」という命令が幕府から下り、二人は泣く泣く、別れる事になってしまいます。次のような歌詞があります。
那須の大八 鶴富置いて 椎葉たつときゃ 目に涙~~
二人の恋は実りませんでしたが、大八郎の子を宿していた鶴富姫は、可愛い女の子を産み、後にこの女の子は婿を迎え、那須下野守の名前を名乗らせたそうです。
訪問先で山椒の木を教えて頂いたことにより、古代のロマンに思いをはせることができました。いつの日か椎葉村を訪れてみたいものです。
最後に前回のブログで一緒に編み物をしているとお伝えしましたが、見事にネックウォーマーが出来あがりました!寒い日に買い物に自転車で行く時に愛用しているそうです。
それでは、みなさん待ちわびた春を満喫してくださいね~\(^o^)/